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2024年上半期買ってよかったULギア10選。1位はTMR industriesのLTクッカーでした

2024年上半期に買ってよかったギアを10位から1位までランキング形式で紹介した動画の記事化です。1位に選ばれたのはTMR industriesのLTクッカーで、購入した450と330のうち330の方を上位に推しています。裏面の構造で燃焼効率が良く、アルコール燃料も少なくて済むぶん軽量化に二重で効くのが理由です。スタッキングの検証はこのときではなく、別の記事『LTクッカー スタッキング完全版』にまとめています。

文中の価格は2026年8月時点のものです。いまの価格は、それぞれのリンク先でお確かめください。

もとになった動画

YouTubeの「スタッキング大学 by KALUGII/カルギイ」に2024年8月24日に投稿した
「【ULギア】2024年上半期、本当に買ってよかったキャンプ&登山ギア BEST10【スタッキング】」という動画のスタッキング検証にもとづいています。

【ULギア】2024年上半期、本当に買ってよかったキャンプ&登山ギア BEST10【スタッキング】

▶ YouTubeでこの動画を見る

この記事で検証した商品です。(検証日: 2024年8月24日)

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目次(12項目)
  1. 先に結論:10点
  2. 第1位 TMR industries LTクッカー
  3. 第2位 EPIgas ピンチリフター
  4. 第3位 ウィルドゥ フォールダーカップ(小)
  5. 第4位 薄型カーボンフェルトのアルコールストーブ
  6. 第5位 エバニュー グビグビ/トランギア バーナーベースソリッド
  7. 第6位 セリア 調味料ボトル30ml
  8. 第7位 EPIgas ハンドルレスチタンマグカバーセット450
  9. 第8位 エバニュー 250ノンハンドル
  10. 第9位 スノーピーク 雪峰M200
  11. 第10位 AZ バイオエタノール1リットル
  12. 番外編 KALUGII 2024年上半期の新商品:コーヒードリッパー

まず動画で

各順位にある「本編の◯:◯◯から見る」を押すと、その場面から再生されます。

先に結論:10点

今回はランキング形式で10位から1位まで紹介します。

第1位TMR industries LTクッカー

第1位 TMR industries LTクッカー 本編の 28:47 から見る

真ん中サイズの450と、小さいサイズの330を購入しています。検証では330の方を1位に推しています。

  • 重量 … 450:77.7g/330:52.4g

見た目の美しさと軽さに加えて、裏側の構造による燃焼効率の良さが一番の理由です。ジェットボイルのように早く沸くため、使うアルコール燃料も少なくて済み、軽さと燃費の両方で効いてきます。

スタッキングの検証は、過去に公開した別の記事『LTクッカー スタッキング完全版』にまとめています。

第2位EPIgas ピンチリフター

第2位 EPIgas ピンチリフター 本編の 25:59 から見る

挟んで持ち上げるタイプのポットリフターです。ノンハンドルのクッカーを持ち上げるのに使います。

サイズは横4.6cm、もう一方の辺は1.1cmとかなり小さく、重さはカタログ値6gに対して実測5.6gでした。

掴んだときに斜めになるので持ちやすく、お湯が沸いた後すぐにどかしたいときにも扱いやすい。

第3位ウィルドゥ フォールダーカップ(小)

第3位 ウィルドゥ フォールダーカップ(小) 本編の 22:43 から見る

いろいろなものとスタッキングできることと、軽さがランクインの理由です。縦長・横長どちらの向きでも使えます。

  • EPIgas 450は横には入らないが、縦にすれば横に色々とスタッキングできる
  • スノーピーク チタンシングルマグ600にきれいにはまる
  • スノーピーク 雪峰M400も、変形しながらきれいにはまる
  • エバニュー チタンポット500は横に入れて余裕がある
  • エバニュー400FDも余裕で入る
  • エバニュー 250ノンハンドルも結構ぴったり
  • ベルモント チタントレールカップ280は変形させながら押し込む形(取り出しは大変)
  • チタンシェラカップ深型350は底にぴったり
  • TMR industries LTクッカーの450は普通にぴったり入る。330は変形させながら上にはまる

中にはKALUGIIのチタン五徳やライター、EPIgasピンチリフター、アルコール燃料といった細かいものも収納できます。

重さは24.4gで、エバニュー 250ノンハンドルとほぼ同じ。この2つの組み合わせが最軽量コンビ。

第4位薄型カーボンフェルトのアルコールストーブ

メルカリで購入した、薄いカーボンフェルト製のハンドメイドのアルコールストーブです。カーボンフェルトがアルコールを吸ってくれるので、逆さまにしても液が落ちません。

火力は結構弱く、物足りなさはある。ただ他のアルコールストーブと比べて厚さも横幅も削減されていて、重さも軽いため、ミニマムな湯沸かしセットを組むのに向いています。

  • この薄型アルコールストーブ … 18.8g
  • エバニューのアルコールストーブ … 36.6g(ほぼ倍)
  • トランギアのアルコールストーブ … 111g(大幅に重い)
  • LIXADAのアルコールストーブ … 43.1g(倍以上)

第5位エバニュー グビグビ/トランギア バーナーベースソリッド

第5位 エバニュー グビグビとトランギア バーナーベースソリッド 本編の 15:27 から見る

トランギアの固形燃料用の受け皿(バーナーベースソリッド)が、エバニュー グビグビにぴったりはまります。上下を逆にして使うのがポイントで、これでコーヒーセットを1つ組めます。

このセットに合わせて、KALUGIIのチタン五徳(小さいサイズ)を作りました。ある人からの依頼を受けて作った製品。五徳は4gで、セットの中身はチタン五徳・自作のアルミ風防・アルコール燃料・BICジャパンのミニライター・EPIgasピンチリフターです。

コーヒーを淹れるときは、グビグビの中にアルコールストーブとドリクリップを単体で入れて蓋をし、別の容器にKALUGIIのコーヒードリッパーを入れて蓋をします。ウィルドゥ フォールダーカップを変形させて被せると、むしろ外れにくいくらいぴったりで、コーヒー豆や粉を収納できます。

  • グビグビの中にスノーピーク チタンシングルマグ300がぴったり(取っ手を含めてジャスト)
  • TOAKS 375は中で浮く形になり、下に隙間ができるのでアルコールストーブなどを詰められる
  • ベルモント チタントレールカップ280も結構ぴったり
  • スノーピーク 雪峰M300も入り、下の隙間にチタン五徳が収まる
  • TMR industries LTクッカー330もいい相性
  • スノーピーク チタンシングルマグ450とEPIgas 450はぴったり上に止まる
  • トランギアのアルコールストーブが中にぴったり
  • エバニューのアルコールストーブは少し隙間があるが良い感じ

エバニュー 220ノンハンドルとデミタスカップ220は、グビグビとほぼ同じサイズ(高さだけ1mmほど違う)なので、同じようなスタッキングが当てはまる。

第6位セリア 調味料ボトル30ml

セリアの食品コーナーで売っている、醤油やポン酢を入れるような30mlのボトルです。同じ30mlでも上からピュッと出すタイプのボトルより高さが低く、スタッキングしやすいのがランクインの理由です。

少なめにアルコールを入れて押すと凹み、変形させて隙間を埋められるのも特徴です。

  • エバニューのアルコールストーブの真ん中に収まる
  • エバニュー グビグビの中に入る
  • スノーピーク 雪峰M200の中に縦で入る
  • スノーピーク チタンシングルマグ300の中に入る
  • ウィルドゥ フォールダーカップの中にぴったり
  • TMR industries LTクッカー330には、薄いカーボンフェルトのアルコールストーブと一緒に入れて潰すとぴったり収まる

重さは4.7g。同容量の別タイプのセリアボトルは8.9gなので約半分です。アルコールを入れた状態では26.4gでした。

第7位EPIgas ハンドルレスチタンマグカバーセット450

第7位 EPIgas ハンドルレスチタンマグカバーセット450 本編の 10:23 から見る

ケースと蓋がセットになった製品です。ケースは他のクッカーとの相性が良く、セットを組んだ後の収納袋として使えます。

  • ケースにはTMR industries LTクッカー330がぴったり
  • ベルモント チタントレールカップ280も収まる
  • エバニュー グビグビは大きすぎて入らない

重さはカバーと蓋のセット合計で75.9g。内訳はカバーのみ8.3g、蓋のみ15g、本体(450)は52.8gです。

蓋は単品でも販売されていて、スノーピーク チタンシングルマグ450にぴったりフィットします。TMR industries LTクッカー330にも強引ながら入ります。

本体の中には、エバニュー グビグビは入りませんが上の縁で止まります。トランギアの固形燃料皿をはめてセットを組めます。エバニュー 220ノンハンドル、スノーピーク チタンシングルマグ300、スノーピーク 雪峰H300もきれいに収まります。ウィルドゥ フォールダーカップは横には入らず、縦向きのみです。トランギアのアルコールストーブも良く収まり、ベルモント チタントレールカップ280は中ではなく外側にぴったり余ります。

第8位エバニュー 250ノンハンドル

第8位 エバニュー 250ノンハンドル 本編の 6:44 から見る

新しく発売されたノンハンドルの250です。高さはエバニュー400FDの約2/3で、重さは24.4g。220mlのエバニュー グビグビ(32g)より容量が大きいのに軽く、エバニューのチタンマグの中でも一番の軽量。

一番の相性は、専用に作られたかのようにぴったり収まるエバニュー400FDです。これまでこの位置にはデミタスカップ220を入れていて隙間が空いていたところ、250ノンハンドルがちょうど埋めてくれます。

  • エバニュー500ポットの上にぴったりはまり、押せば中まで入る(変形しやすいので注意)
  • TOAKS 550の中に一番隙間なく収まる。取り出しもストレスがない
  • TOAKS 550の中には、さらにTOAKS 375もきれいに収まる
  • スノーピーク チタンシングルマグ600には入らなかった

内側にはベルモント チタントレールカップ280が無理やり押し込むときれいに入ります(キツキツで振っても取れません)。TMR industries LTクッカー330は隙間がありつつも収まり、スノーピーク 雪峰M300、スノーピーク チタンシングルマグ450、ウィルドゥ フォールダーカップも良いフィットです。

水蒸気炊飯にも使えます。エバニュー400FDに水を入れてKALUGIIのコーヒードリッパーを入れ、その上に250ノンハンドルを乗せます。隙間から水蒸気が上がる仕組みで、エバニューのマルチディッシュで蓋をすればぴったりです。

第9位スノーピーク 雪峰M200

第9位 スノーピーク 雪峰M200 本編の 3:34 から見る

ダブルウォールのチタンマグです。同容量のH200は高さがある分、M200の方が平べったく、スタッキング性の良さでランクインしました。

  • スノーピーク チタンシングルマグ450にジャストにはまる
  • EPIgas 450もぴったりはまる
  • TMR industries LTクッカー330は若干隙間があるがいい感じにフィット
  • TOAKS 375も綺麗にはまる
  • ベルモント チタントレールカップ280は若干隙間があるが相性が良い
  • エバニュー グビグビはぴったりは入らないが、押せば真ん中あたりまで入る
  • エバニューのアルコールストーブが上に収まる
  • LIXADAのアルコールストーブも中に収まる

重さは58.3gで、同じような容量のグビグビ(32g)の約1.5倍。スノーピーク チタンシングルマグ450(63.4g)に近い重さです。

ダブルウォールなので、夏の冷たい飲み物でも結露しにくく、冬はウイスキーのお湯割りにも向いています。同メーカーのH200や、M300とH300の組み合わせも、綺麗にスタッキングできるよう設計されている。

第10位AZ バイオエタノール1リットル

アルコールストーブ用の燃料です。理由はコスパの良さで、2024年8月時点で1リットルが約1000円、4リットルタイプなら2700円ほどで買えます。持ち手があって注ぎやすく、中蓋も外しやすいのが良い点です。

付属の、先端にキャップで取り付けて注ぐ部品は、しっかり閉めても液漏れするため使わない方がいい。KALUGIIのドリクリップ(本来はコーヒードリップ用の注ぎ口)を使うと、少ない量を傾けながら細く注げるので便利です。

  • 500mlの湯沸かしには20〜30mlが目安
  • グビグビのような小さいカップで1杯分なら10〜15mlで足りる
  • 検証では、足りないと困るので150mlほど持っていきました

番外編 KALUGII 2024年上半期の新商品:コーヒードリッパー

ランキングとは別枠で、自社KALUGIIの2024年上半期の新商品でいちばん売れたものも紹介します。組み立ててすぐ使えるコーヒードリッパーです。五角形の状態でも、四角形に折り直すこともでき、スノーピーク 雪峰H200のような四角い縁の容器にはこちらがきれいにはまります。

エバニューの250や、縁の広いシェラカップなどにそのまま置くと下まで沈んで浸ってしまうため、箸を使って宙に浮かせます。五角形のうち1箇所を除いた隣り合う2本ずつに箸を通すと8の字になり、これで浮かせて置けます。収納時は蛇腹状にたためます。重さは15.1gです。

この検証をしている理由

このサイトを書いているのは、僕(さかた)です。KALUGII/カルギイ でチタンギアを作りながら、スタッキングだけを専門に研究しています。他社の道具も全部、自分のお金で買っています。だから入らないものは「入らない」と書けます。この記事の記録15件には、条件つきで入る3件も含めて載せています。

検証してほしい道具があれば、公式LINEから教えてください。リクエストの多かったものから、僕が買って検証して記事にしています。(全部にはお応えできませんが、必ず目は通しています)

すき間外側の内径内側の外径外側の内径 − 内側の外径 = すき間○ 入るすき間 2mm以上△ ギリギリすき間 0〜2mm× 入らないすき間 マイナス※ 数字だけでは決まりません。取っ手やフチが当たることがあります
すき間の引き算と、入る・入らないの境目

この記事で検証した商品です。
この記事は、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが書いています。

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この中に、お持ちのものはありますか

同じ商品を2人が測ると、その数字は確定値になります。私の実測が1件目なので、あなたが2件目です。定規でも構いませんし、測れた項目だけで大丈夫です。

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この記事に無い組み合わせで「これ入りますか?」があれば、LINEで教えてください。 すべてにお応えすることはできませんが、いただいた中から順に重ねて確かめ、記事にしています。 同じことを知りたい人に、まとめて届くようにするためです。

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さかたKALUGII/カルギイ 代表・スタッキング研究者

キャンプ・登山ギアのスタッキング——カップやクッカーを1つずつ重ねて、すき間なくひとまとめに収める積み方——だけを専門に研究しています。 他社製品を233点集め、5,000パターン以上の組み合わせを 実際に手で重ねて確かめてきました。YouTubeチャンネル「スタッキング大学」では 検証動画を144本公開しています。

自身のブランドKALUGII(カルギイ)では、 軽量コンパクトなコーヒーギアを作っています。注ぎ口クリップの ドリクリップと、スタッキング U.L. コーヒードリッパー。 設計から製造の手配まで自分で行っています。

スタッキング研究の結論として作ったのが、チタンカップ400NHと300NHです。 Amazonのリンクはこちら。

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