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ソロのコーヒーセット77通りを並べて分かった、土台さえ決めれば中身は8割同じ

動画で実際に組んだソロ用のコーヒーセットが77通りあります。全部並べて中身を数えたら、上位4つは8割前後のセットに共通していました。つまり悩むところは中身ではなく、いちばん外側のクッカー(土台)だけです。土台になった46種類のうち、よく使ったものと、その理由をまとめます。

目次(8項目)
  1. 77通り並べたら、中身はほとんど同じだった
  2. 決めるのは、いちばん外側のクッカーだけ
  3. 土台の選び方は「何を諦めるか」で決まります
  4. フタが付いてくる土台は、それだけで有利
  5. 火の周りは、ほぼ2択に落ち着いています
  6. 組む順番を間違えると、入るものも入りません
  7. 自分の持っているもので組めるか調べる
  8. なぜメーカーが、他社製品まで検証するのか

77通り並べたら、中身はほとんど同じだった

「ソロで、コーヒーを淹れる」という条件で組んだセットが、このサイトには77通りあります。どれも動画で実際に重ねて確かめたものです。その中身を1点ずつ数えました。

上位4つが、7〜8割のセットに入っていました。ここから先は、カップを1つ足すか、風防を足すかといった枝葉です。つまりソロのコーヒーセットで本当に悩むのは、中身ではありません。

決めるのは、いちばん外側のクッカーだけ

77通りの土台(いちばん外側になるクッカー)は46種類ありました。中身がほぼ同じなのに土台がこれだけ分かれるのは、土台の内径と高さで「入る中身の量」が決まるからです。

よく土台になったものを、多い順に並べます。回数は77通りのうち何回その土台を使ったかです。

土台の選び方は「何を諦めるか」で決まります

77通りを見比べると、土台の違いは結局この3つのどれを取るかに集約されました。全部は取れません。

  • 軽さを取る … 400FD(50g)や400NH(34g)のような1つのカップで完結させる。そのぶん燃料は少なめになります
  • 燃料の量を取る … TOAKS750やEPIgas500のような容量のある土台。アルコール燃料を160ml持てる構成もあります
  • 使い勝手を取る … ソロセット極のようにカップとポットが分かれているもの。飲みながら次を沸かせます

「軽くて燃料も多くて使いやすい」は、77通り探しても出てきませんでした。どれを諦めるかを先に決めると、土台は自然に絞れます。

フタが付いてくる土台は、それだけで有利

土台としていちばん多く使われたEPIgas シングルチタンマグ カバーセット500は、最初からフタが付いています。フタは別に買うと20〜40g増え、しかも合うものを探す手間がかかります。

フタの無いカップを土台にする場合は、エバニューのマルチディッシュ(77通り中24回・31%で登場)のように、皿と兼用できる薄いものを1枚足すのが定番でした。

火の周りは、ほぼ2択に落ち着いています

熱源はガスかアルコールかで分かれますが、実際に使われた顔ぶれは限られていました。ガスならSOTO ウインドマスター(23回)とOD缶110(16回)の組み合わせ。アルコールならストーブに五徳を足す構成で、KALUGIIのチタン五徳TG-3P(14回)がよく入っています。

どちらを選んでも、ライター(83%)だけは全構成に近い割合で入っていました。小さくて忘れやすいので、土台の中に定位置を作っておくのが確実です。

組む順番を間違えると、入るものも入りません

同じ道具でも、入れる順番で収まりが変わります。77通りに共通していたのは、大きくて硬いものを先に、薄いものを最後にという順番でした。

  • 1. 土台の底に、いちばん背の高いもの(OD缶やアルコールボトル)を置く
  • 2. その周りの隙間に、小さいカップや五徳を差す
  • 3. ドリッパー・クリップ・ライターなど薄いものを最後に隙間へ
  • 4. フタ(またはマルチディッシュ)で閉じる

特にドリッパーとクリップは薄いので、先に入れると下敷きになって取り出しにくくなります。最後に差すのが正解でした。

自分の持っているもので組めるか調べる

ここに出てきた土台を持っていなくても構いません。手元のクッカーを選ぶと、その中に入るもの・それが入る相手を一覧で出せる「持っているギアで組む」を用意しています。

77通りの中身をそのまま見たい場合は、「やりたいことから探す」のコーヒーの欄からたどれます。どれも動画の切り抜きつきで、実際に入れている場面を確認できます。

なぜメーカーが、他社製品まで検証するのか

当サイトはチタンギアを作っているKALUGIIが運営しています。他社製品も自費で買って測り、入らないものは入らないと書いています。この記事は考え方の説明です。数字の裏づけは、各ギアのページと相性データで確かめられます。

この記事の数字も、実際に組んだ77通りを数え直したものです。お手元で測った値を送っていただける方は、公式LINEからお願いします。いただいたものから順に、僕が確かめて載せています。(全部にはお応えできませんが、必ず目は通しています)

すき間外側の内径内側の外径外側の内径 − 内側の外径 = すき間○ 入るすき間 2mm以上△ ギリギリすき間 0〜2mm× 入らないすき間 マイナス※ 数字だけでは決まりません。取っ手やフチが当たることがあります
すき間の引き算と、入る・入らないの境目

この記事に出てくる道具 4点

写真はメーカー・販売ページのものです。押すと実測値のページへ行けます。

この記事は、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが書いています。

この中に、お持ちのものはありますか

同じ商品を2人が測ると、その数字は確定値になります。私の実測が1件目なので、あなたが2件目です。定規でも構いませんし、測れた項目だけで大丈夫です。

実測値を送る 測り方を見る

この記事に出てくる組み合わせの、完全版

KALUGIIチタンカップ300NH/400NHが「どのクッカーに入るか」を1枚にまとめた早見表PDFを、 公式LINEで無料配布しています。

この記事に無い組み合わせで「これ入りますか?」があれば、LINEで教えてください。 すべてにお応えすることはできませんが、いただいた中から順に重ねて確かめ、記事にしています。 同じことを知りたい人に、まとめて届くようにするためです。

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KALUGII

さかたKALUGII/カルギイ 代表・スタッキング研究者

キャンプ・登山ギアのスタッキング——カップやクッカーを1つずつ重ねて、すき間なくひとまとめに収める積み方——だけを専門に研究しています。 他社製品を233点集め、5,000パターン以上の組み合わせを 実際に手で重ねて確かめてきました。YouTubeチャンネル「スタッキング大学」では 検証動画を144本公開しています。

自身のブランドKALUGII(カルギイ)では、 軽量コンパクトなコーヒーギアを作っています。注ぎ口クリップの ドリクリップと、スタッキング U.L. コーヒードリッパー。 設計から製造の手配まで自分で行っています。

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