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モンベル アルパインクッカー9・11ディープ、内径はほぼ同じで蓋を共用できる

モンベルのアルパインクッカーには9ディープと11ディープの2サイズがあります。内径は92mmと約11cmで、外径も108mmと12.7cmと別物です。ただし11ディープの蓋と本体は9ディープとほぼ同じ内径で、どちらにも9ディープがぴったりはまります。サイズを取り違えないよう、9ディープと11ディープに分けてスタッキング結果をまとめました。

この記事で検証した商品です。(検証日: 2024年10月5日)

目次(6項目)
  1. 9ディープの基本データ
  2. 9ディープに入るもの
  3. 11ディープの基本データ
  4. 11ディープに入るもの
  5. おすすめクッカーセット:9ディープ
  6. おすすめクッカーセット:11ディープ

まず動画で

モンベルのアルパインクッカーには9ディープと11ディープの2サイズがあります。名前もサイズ感も近いですが、内径は92mmと約11cmで別物です。どちらも収納用のメッシュケースが付属します。

9ディープの基本データ

9ディープの内径を実測。9.2cmでした 本編の 1:24 から見る
  • 内径 92mm/外径(取っ手込み)約108mm
  • 重量 … 蓋+本体115.5g/蓋のみ25.1g/本体のみ90.4g

9ディープにはシリコンの蓋が付属します。裏側に突起があり、これで引っ掛けられる作りです。持ち手の部分にもシリコンが巻かれています。今回使った個体は中古のためシリコンバンドが付いていませんでしたが、新品には付属します。

9ディープに入るもの

TMR industries LT/WRクッカー(真ん中サイズ)に9ディープがすっと入る。今回いちばんのフィット 本編の 10:22 から見る
  • OD缶110 … ぴったり入るサイズに設計されています(外径105も同じサイズ)。外付けのウィンドマスターは9ディープの中には入りません
  • エバニュー グビグビ … 入りますが隙間が残ります
  • エバニュー デミタスカップ220(ハンドル付き)… 入りますが、まだ隙間があります
  • エバニュー 250ノンハンドル … 途中で止まり、いちばん奥までは入りません
  • エバニュー ソロポット … 9ディープが奥までぴったり入ります。9ディープのシリコンバンドの部分で止まりますが、バンドを外せばさらに奥まで入ります
  • エバニュー 570FD … 9ディープがわりとぴったり入ります

今回いちばんのフィットだったのは、TMR industriesのLT/WRクッカー(真ん中サイズ)です。9ディープがすっと入り、蓋もぴったり閉まります。同じシリーズのWRクッカー660にも9ディープが入り、こちらは他の組み合わせで残った隙間を埋めてくれました。

蓋として使えるのはエバニューのマルチディッシュです。9ディープの注ぎ口の突起にぴったりはまり、しっかりはめると外れないほどです。エバニューのパンタパス(400FD用)も蓋になりますが、底に少し隙間が残ります。中にマルチディッシュを重ねて入れておけば、蓋なしでも隙間なく持っていけます。

エバニュー500マグポットの蓋(MPフラット500の蓋と共通)は、9ディープに乗せるとぴったり閉まります。重さは18.1gで、付属の蓋(25.1g)より軽くなります。

11ディープの基本データ

11ディープの内径を実測。約11cmでした 本編の 1:33 から見る
  • 内径 約110mm(10.9cm)/外径(縁の部分)127mm
  • 重量 … 上下セット212.2g/上(蓋)90g/下(大きい方)122.3g
  • 蓋がそのまま鍋としても使える構造です

11ディープと9ディープは内径がほぼ同じです。11ディープの蓋にも本体にも、9ディープがぴったりはまります。9ディープと11ディープの組み合わせだけでも、ひとつのセットとして成立します。

11ディープに入るもの

エバニュー400FDが11ディープにぴったり収まる 本編の 17:51 から見る
11ディープにトイレットペーパーがジャストフィット 本編の 27:12 から見る
  • OD缶110 … ゆとりを持って入ります
  • OD缶250 … 普通に入れると入りませんが、逆さまにするとぴったり収まり、蓋も閉まります
  • SOTO ウィンドマスター … 収納袋に入れれば中に収まり、蓋も閉まります
  • エバニュー 400FD … ハンドル付きのままでもぴったり収まります
  • エバニュー 570FD … 入らず、蓋も閉まりません。組み合わせには向きません
  • フォックステイル450 … 思いがけずジャストフィットでした
  • トイレットペーパー … ジャストフィット。山でも安心の量が入ります

おすすめクッカーセット:9ディープ

9ディープの実際のスタッキング。総重量520.7g 本編の 29:13 から見る

実際に山へ持っていく前提で組んだ、総重量520.7g(アルコール燃料60ml込み)のセットです。

  • モンベル アルパインクッカー9ディープ(本体のみ)
  • TMR industries LTクッカー(真ん中サイズ)
  • スノーピーク 雪峰 M300
  • スノーピーク 雪峰 M200
  • エバニュー パンタパス(400FD用)
  • エバニュー マルチディッシュ
  • KALUGII コーヒードリッパー
  • KALUGII チタン五徳
  • イクサーダ アルコールストーブ
  • アルミ缶で作った風防
  • KALUGII ドリクリップ
  • EPIgas ピンチリフター
  • BICジャパン ミニライター
  • セリアの調味料ボトル(アルコール燃料用、30mlずつ)

組み方です。9ディープ本体の中にTMRクッカー(真ん中サイズ)を入れ、その下に雪峰M300、続けて雪峰M200を重ねます。外側にはアルミ缶の風防、その中にイクサーダのアルコールストーブとセリアボトル2本分のアルコール、KALUGIIのチタン五徳とコーヒードリッパー(横向き)、BICジャパンのミニライター、EPIgasのピンチリフターを詰めます。ドリクリップはケースに入れず、コーヒードリッパーに装着したまま収納します。蓋はエバニューのマルチディッシュとパンタパス(400FD用)を重ねて使い、モンベル付属の収納袋にまとめます。

TMRクッカーを持っていない場合は、代わりにエバニューの400FDを下に入れる形でも組めます。その場合下に隙間ができるので、そこにKALUGIIのチタン五徳とコーヒードリッパーのセットを収めます。熱源をもう1つ増やしたいときは、カーボンフェルトのアルコールストーブとミニ五徳、風防をもう一つ追加できますが、その場合はモンベル付属の袋には入らないため、別の袋(エバニューの袋など)が必要です。

おすすめクッカーセット:11ディープ

11ディープの蓋にフォックステイル450→400NH→250NHの順に重ねて収納 本編の 34:05 から見る
  • モンベル アルパインクッカー11ディープ
  • フォックステイル450の下部
  • エバニュー 400NH(ノンハンドル)
  • エバニュー 250NH(ノンハンドル)
  • エバニュー パンタパス(400FD用)
  • エバニュー マルチディッシュ
  • SOTO OD缶105(110と同サイズ)
  • SOTO ウィンドマスター
  • KALUGII コーヒードリッパー
  • KALUGII ドリクリップ
  • EPIgas ピンチリフター
  • BICジャパン ミニライター
  • コーヒーの粉

組み方です。蓋の内側にフォックステイル450の下部をぴったり入れ、その中にエバニューの400NH、さらに250NHを重ねます。いちばん上にSOTO OD缶105を逆さまに乗せ、そのまま蓋を閉めます。本体側にはSOTO ウィンドマスター、KALUGIIのコーヒードリッパーとドリクリップ、コーヒーの粉、BICジャパンのミニライター、EPIgasのピンチリフターを収めます。最後にエバニューのパンタパス(400FD用)の中にマルチディッシュを重ねて蓋にし、付属の収納袋にまとめます。

熱源を2つにしたい場合は、アルコールストーブと燃料、五徳をもう1セット追加できます。カップを増やしたいときはシートゥーサミットのXカップとフロンティアULカップを2つ足せば、2人分のクッカーセットとしても使えます。大きいOD缶250を持っていきたいときは逆さまに入れますが、その場合ウィンドマスターは一緒に入らないため外します。

この検証をしている理由

このサイトを書いているのは、僕(さかた)です。KALUGII/カルギイ でチタンギアを作りながら、スタッキングだけを専門に研究しています。他社の道具も全部、自分のお金で買っています。だから入らないものは「入らない」と書けます。

検証してほしい道具があれば、公式LINEから教えてください。リクエストの多かったものから、僕が買って検証して記事にしています。(全部にはお応えできませんが、必ず目は通しています)

すき間外側の内径内側の外径外側の内径 − 内側の外径 = すき間○ 入るすき間 2mm以上△ ギリギリすき間 0〜2mm× 入らないすき間 マイナス※ 数字だけでは決まりません。取っ手やフチが当たることがあります
すき間の引き算と、入る・入らないの境目

この記事で検証した商品です。
この記事は、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが書いています。

この記事のおすすめセット(一覧で見る)

切り抜き動画と中身のリストで、ほかのセットと見比べられます。

この中に、お持ちのものはありますか

同じ商品を2人が測ると、その数字は確定値になります。私の実測が1件目なので、あなたが2件目です。定規でも構いませんし、測れた項目だけで大丈夫です。

この記事に出てくるギアのうち、19点が実測を待っています。全部を見る

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この記事に出てくる組み合わせの、完全版

KALUGIIチタンカップ300NH/400NHが「どのクッカーに入るか」を1枚にまとめた早見表PDFを、 公式LINEで無料配布しています。

この記事に無い組み合わせで「これ入りますか?」があれば、LINEで教えてください。 すべてにお応えすることはできませんが、いただいた中から順に重ねて確かめ、記事にしています。 同じことを知りたい人に、まとめて届くようにするためです。

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このサイトを作っている人

KALUGII

さかたKALUGII/カルギイ 代表・スタッキング研究者

キャンプ・登山ギアのスタッキング——カップやクッカーを1つずつ重ねて、すき間なくひとまとめに収める積み方——だけを専門に研究しています。 他社製品を233点集め、5,000パターン以上の組み合わせを 実際に手で重ねて確かめてきました。YouTubeチャンネル「スタッキング大学」では 検証動画を144本公開しています。

自身のブランドKALUGII(カルギイ)では、 軽量コンパクトなコーヒーギアを作っています。注ぎ口クリップの ドリクリップと、スタッキング U.L. コーヒードリッパー。 設計から製造の手配まで自分で行っています。

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