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UL系コーヒードリッパー10個比較、総合1位はモンベルでKALUGIIは2位タイ

UL系のコーヒードリッパー10個を、サイズ感・スタッキング(収納時と展開時のサイズ)・対応できるカップのサイズ・重さ・組み立て収納の速さ・洗いやすさ・価格・味の7項目で検証しました。合計点による総合順位は、1位がモンベル ODコンパクトドリッパー2、2位がリバーズとKALUGIIコーヒードリッパーのタイという結果です。KALUGIIコーヒードリッパーはケースなしで15.6g、価格は4,500円で、他社の1,000〜2,500円より高いという結果も出ています。

文中の価格は2026年8月時点のものです。いまの価格は、それぞれのリンク先でお確かめください。

目次(9項目)
  1. 今回比較した10個
  2. サイズ感・スタッキング(製品自体の収納サイズ)
  3. 対応できるカップのサイズ
  4. 重さ
  5. 組み立て・収納のスピード
  6. 洗いやすさ
  7. 価格
  8. 10杯飲んでの味の違い
  9. 総合順位

まず動画で

今回比較した10個

ULキャンプや登山で使えるコンパクトなコーヒードリッパーを10個集めて検証しました。

  • モンベル ODコンパクトドリッパー2(2〜4杯用。4〜7杯用の「4」というサイズ違いもあります)
  • GSI ウルトラライトジャパードリップ
  • リバーズ マイクロコーヒードリッパー2
  • ゼブラン V60フラットドリッパー01(ハリオが運営するブランドです)
  • キッカーランド ブラスコラプシブルコーヒードリッパー(見た目は真鍮色ですが、素材を調べるとチタンコーティングのステンレスでした)
  • KALUGII コーヒードリッパー(当ブランドの製品です)
  • ダイソー 折りたたみコーヒードリッパー(ワイヤータイプ)
  • ミュニーク テトラドリップ TD-01P・G(ポリプロピレン)
  • 山本ファン ULファンドリップ2
  • ダイソー 組み立て式コーヒードリッパー(ミュニークと同じ構造の四角バージョン)

ペーパーフィルターが不要なメッシュ・布タイプはモンベルとリバーズ、シリコンタイプはゼブランとキッカーランド、ワイヤータイプがダイソーの折りたたみ、という構成です。KALUGIIコーヒードリッパーも他社の9製品と同じ条件で測り、同じ基準で採点しています。

KALUGIIコーヒードリッパーは、カップの口の広さに合わせて3パターンの形に組めます 本編の 4:35 から見る

KALUGIIコーヒードリッパーは、高さのあるカップにはそのままの三角形で、飲み口の小さいカップには一回り小さい四角形に組み替えて使います。飲み口が広いカップには、箸を対角の隙間に通して宙に浮かせる方法で対応します。

サイズ感・スタッキング(製品自体の収納サイズ)

収納時と展開時のサイズ、クッカーセットへの収まりやすさで比較した項目です。もっとも評価が高かったのはモンベルとKALUGIIで、この項目は満点でした。次点はコンパクトさで評価されたリバーズです。ミュニークとダイソー(組み立て式)は薄さのおかげでいろいろな隙間に持っていけます。反対に、キッカーランドとダイソー(折りたたみ)はサイズが大きめという評価でした。

対応できるカップのサイズ

スノーピーク 雪峰H200/チタンシングルマグ220ほどの小さいカップから、エバニュー ULポット1300のような大きいクッカーまで、幅広いサイズで検証しています。

エバニュー400FDやTOAKS 550クラスのサイズで、KALUGIIコーヒードリッパーを試しているところ 本編の 18:56 から見る
  • GSI・山本ファン … 箸なしでどのサイズでも宙に浮いてくれる。この項目のトップ評価
  • モンベル・KALUGII … 小さいカップは箸が必須ですが、箸の長さ次第でエバニューULポット1300のような大きいクッカーにも対応できます
  • リバーズ … TOAKS 550やエバニュー400FDクラスの縁にちょうど乗ります。エバニュー570FD以上は箸が必要です
  • ゼブラン … ベルモント チタントレールカップのサイズあたりが限界。そこからは箸を通しても厳しくなります
  • キッカーランド … スノーピーク チタンシングルマグ600やエバニュー400FDのあたりが限界です
  • ダイソー(折りたたみ) … 幅広いサイズで使えますが、チタンカップの上で滑りやすい点に注意です
  • ミュニーク・ダイソー(組み立て式) … 対応できるカップとフィルターの項目は、10製品中もっとも低い評価でした

シェラカップとの相性は、モンベル・GSI・リバーズ・KALUGII・山本ファンが良好でした。反対にキッカーランド・ミュニーク・ダイソー(組み立て式)は縁にうまく止まりません。ゼブランは台座の幅を超えるサイズには対応できないため使えず、ダイソー(折りたたみ)はギリギリ乗るものの滑りやすいという結果でした。メスティンでは、ミュニークのテトラドリップだけが相性が良くなく、他は問題なく使えています。

重さ

重量の採点を振り返る場面。KALUGIIコーヒードリッパーはケースなし15.6g 本編の 56:33 から見る

重さの項目でもっとも軽かったのはモンベルで、この項目は満点評価でした。10gから17g台の商品には次点の評価がつけられています。KALUGIIコーヒードリッパーはケースなしで15.6g、アルミケースを付けると31.4gになり、この検証ではケースなしの重さで採点されています。

組み立て・収納のスピード

組み立て収納の時間を実際に計測しているところ 本編の 35:23 から見る
  • モンベル … 10秒
  • GSI … 5秒52
  • リバーズ … 0秒(もともと組み立てが不要なタイプ)
  • ゼブラン … 15秒21
  • キッカーランド … 3秒44
  • KALUGII(ケースあり) … 8秒12
  • ダイソー(折りたたみ) … 6秒39
  • ミュニーク … 14秒55
  • ダイソー(組み立て式) … 16秒90
  • 山本ファン … 13秒72

採点ではケースへの出し入れも含めて測った上記の時間とは別に、「組み立てそのもの」だけで見直しています。KALUGIIとキッカーランドは、組み立てだけなら2〜2.5秒ほどで満点評価。GSIは開閉自体は速いものの、チタンカップへの取り付け・取り外しに手間がかかる分だけ評価を下げた。

洗いやすさ

モンベル・リバーズ・GSIはフィルター不要のメッシュ・布タイプで、コーヒーのカスが細かく、排水溝のネットをすり抜けてしまう点が気になった。それ以外のワイヤー・シリコンタイプは、水でさっと流すだけで済み、気になるときだけスポンジで洗う程度で十分という結果でした。KALUGIIコーヒードリッパーも普段は水洗いのみで、時々スポンジを使う運用。

価格

価格の一覧を振り返る場面。KALUGIIだけ4,500円で他社より高い 本編の 43:14 から見る

ダイソー(折りたたみ)は100円。それ以外はダイソーの2製品を除くと、1,000円から2,500円の間に収まっています。もっとも安いのはミュニークの1,000円でした。KALUGIIコーヒードリッパーだけが4,500円と他社の倍近い価格で、この項目は最低評価です。値段が高い理由は、ワイヤーのカットから接続まで全て手作業で、国内で製造していること、そして素材がチタンであることが挙げられています。

10杯飲んでの味の違い

同じ豆を10gずつ、挽き方と焙煎度合いをそろえて、トランギア ケトル0.6にKALUGIIのドリクリップを取り付けて全10個をドリップし、飲み比べています。

10杯を飲み比べての感想を話している場面 本編の 54:27 から見る

コクが強いと感じたのはモンベルとミュニーク。ワイヤー系のドリッパーはややスッキリした味わいだった。個人的に好みだったのはミュニークのテトラドリップでした。ただし豆の産地・焙煎度合い・挽き方によっても味は変わるため、この結果だけで優劣を決めるのは難しいとも話しています。

総合順位

サイズ感・スタッキング・対応できるカップのサイズ・重さ・組み立て収納の速さ・洗いやすさ・価格・味の7項目を1〜5点で採点し、合計点を出しています。

総合順位の発表。1位はモンベル 本編の 60:07 から見る
  • 1位 モンベル ODコンパクトドリッパー2
  • 2位(同率) リバーズ マイクロコーヒードリッパー2/KALUGII コーヒードリッパー
  • 3位(同率) GSI ウルトラライトジャパードリップ/ミュニーク テトラドリップ/山本ファン ULファンドリップ2
  • 4位 ダイソー 組み立て式コーヒードリッパー
  • 5位 ダイソー 折りたたみコーヒードリッパー(ワイヤータイプ)
  • 6位 キッカーランド ブラスコラプシブルコーヒードリッパー
  • 7位 ゼブラン V60フラットドリッパー01

KALUGIIコーヒードリッパーは、この比較項目そのものを研究材料にして開発した製品ですが、総合ではモンベルには届きませんでした。価格の評価が特に低かった一方、サイズ感・スタッキングの項目ではモンベルと並んで満点でした。

この検証をしている理由

このサイトを書いているのは、僕(さかた)です。KALUGII/カルギイ でチタンギアを作りながら、スタッキングだけを専門に研究しています。今回のようにKALUGIIの製品が登場する回でも、他社と同じ基準で測って、良い点も足りない点もそのまま書きます。この記事には、動画から切り出した検証の場面を7か所そのまま載せています。

検証してほしい道具があれば、公式LINEから教えてください。リクエストの多かったものから、僕が買って検証して記事にしています。(全部にはお応えできませんが、必ず目は通しています)

まっすぐな形○ 下まで入る壁がまっすぐなカップすぼまった形× 途中で止まる底に向かって細いカップ※ 口の直径が足りていても、底に向かって細いと途中で止まります
テーパー(すぼまり)で途中で止まる

この記事に出てくる道具 3点

写真はメーカー・販売ページのものです。押すと実測値のページへ行けます。

この記事は、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが書いています。

この中に、お持ちのものはありますか

同じ商品を2人が測ると、その数字は確定値になります。私の実測が1件目なので、あなたが2件目です。定規でも構いませんし、測れた項目だけで大丈夫です。

実測値を送る 測り方を見る

この記事に出てくる組み合わせの、完全版

KALUGIIチタンカップ300NH/400NHが「どのクッカーに入るか」を1枚にまとめた早見表PDFを、 公式LINEで無料配布しています。

この記事に無い組み合わせで「これ入りますか?」があれば、LINEで教えてください。 すべてにお応えすることはできませんが、いただいた中から順に重ねて確かめ、記事にしています。 同じことを知りたい人に、まとめて届くようにするためです。

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KALUGII

さかたKALUGII/カルギイ 代表・スタッキング研究者

キャンプ・登山ギアのスタッキング——カップやクッカーを1つずつ重ねて、すき間なくひとまとめに収める積み方——だけを専門に研究しています。 他社製品を233点集め、5,000パターン以上の組み合わせを 実際に手で重ねて確かめてきました。YouTubeチャンネル「スタッキング大学」では 検証動画を144本公開しています。

自身のブランドKALUGII(カルギイ)では、 軽量コンパクトなコーヒーギアを作っています。注ぎ口クリップの ドリクリップと、スタッキング U.L. コーヒードリッパー。 設計から製造の手配まで自分で行っています。

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