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いちばん多くのギアが入った器トップ10。1位はパーゴワークス トレイルポット S1200、37点が収まった

1位はパーゴワークスのトレイルポット S1200で、37点を受け止めました。この10点のなかで「入らない」がゼロだったのは、スノーピークのアルミパーソナルクッカーセットSと、エバニューの Ti Mug pot 500 の2つです。ただしこの順位は、僕が検証した回数にも影響されます。そこを補正した「何メーカーぶん入ったか」「素直に入る率」も一緒に載せました。

目次(16項目)
  1. 先に結論:いちばん多くのギアが入った器 10点
  2. この順位の読み方(先に断っておきます)
  3. 第1位 パーゴワークス トレイルポット S1200(37点)
  4. 第2位 スノーピーク アルミパーソナルクッカーセットS(34点)
  5. 第3位 エバニュー Ti 400FD Cup(32点)
  6. 第4位 スノーピーク ソロセット極チタン SCS-004TR(32点)
  7. 第5位 パーゴワークス トレイルポット S900(30点)
  8. 第6位 エバニュー Ti U.L. Pot 900(26点)
  9. 第7位 TMR industries L.T.Cooker(25点)
  10. 第8位 エバニュー Ti Mug pot 500(25点)
  11. 第9位 エバニュー Ti 570FD Cup(24点)
  12. 第10位 ロスコ 戦闘飯盒2型 シルバー(22点)
  13. 別の見方その1:何メーカーぶんが入ったか
  14. 別の見方その2:素直に入る率
  15. 逆に、いろんな器に入るギア トップ10
  16. この記事について

先に結論:いちばん多くのギアが入った器 10点

このサイトには、実際に手で重ねて確かめた記録が1,580件あります。そのうち「器の側」として記録がある製品は162点。その162点を、中に入ったギアの数で並べ直したのがこの10点です。数えたのは「入る」と「注意あり」で、「入らない」は数に入れていません。

この順位の読み方(先に断っておきます)

この数字は、そのまま「優秀な器の順」ではありません。僕が動画でたくさん検証した器ほど、数字が伸びるからです。

たとえば第2位のパーソナルクッカーSは、34点のうち22点が同じ1本の記事から出ています。つまり順位の上のほうには「本当に懐が深い器」と「僕がよく使う器」が混ざっています。

そこを補正したいときは、次の2つを見てください。どちらもこの記事の後半に載せています。

  • 何メーカーぶんが入ったか … 特定のブランドに偏っていないかが分かります
  • 素直に入る率 … 「注意あり」を除いて、そのまますっと入った割合です

ちなみに、いちばん散らばっているのは第3位のエバニュー400FDでした。36件の記録が19メーカーにまたがっています。

第1位パーゴワークス トレイルポット S1200(37点)

入る35点・注意あり2点・入らない5点。15メーカーぶん。注意ありが2点しかないのがこの器の特徴です。入るときは素直に入り、入らないときははっきり入らない。

1200mlという容量がそもそも大きいので、他社のポットごと飲み込みます。同じパーゴワークスのS900がそのまま入るのは当然として、アルコールストーブスタンドDXを入れてもまだ高さが余り、その隙間にエバニュー250を足せます。

第2位スノーピーク アルミパーソナルクッカーセットS(34点)

入る26点・注意あり8点・入らない0点。15メーカーぶんが収まりました。「入らない」がゼロなのは、この器とエバニューの Ti Mug pot 500 の2つだけです。

アルミなので中がなめらかで、チタンのようにカップが張りつきません。深さもあるので、多少高さのあるものでも蓋のほうで逃がせます。エバニューの570FDが隙間ゼロで収まったのが象徴的で、そこからカップを足していける懐の深さがあります。

第3位エバニュー Ti 400FD Cup(32点)

入る28点・注意あり4点・入らない4点。21メーカーぶんで、162点のなかで最も多くのブランドを受け止めた器です。

内径98mm・高さ61mm・48.5g。この記事で唯一、上位に入りながら実測値が全部そろっている器でもあります。浅いので高さのあるものは蓋がぶつかりますが、そこはマルチディッシュを蓋にすれば解決する、という記録が何度も出てきます。

第4位スノーピーク ソロセット極チタン SCS-004TR(32点)

入る26点・注意あり6点・入らない2点。16メーカーぶん。

この器のおもしろいところは、ぴったりすぎることです。フリーライトのUL-600Nは手を離してから外すのに時間がかかるほど、エバニューの250NHは「めちゃくちゃぴったり」と記録しています。遊びが少ないので、ザックの中で音が鳴りません。

  • エバニュー Ti 400 NH … 下のカップにぴったり。付属の蓋もそのまま閉まる
  • ベルモント チタントレールカップ280 … 取っ手ありで入る。振ると少し音がする程度
  • ダイソー メスティンポット … ストーブと五徳を先に入れてから重ねると収まる

第5位パーゴワークス トレイルポット S900(30点)

入る23点・注意あり7点・入らない4点。13メーカーぶん。S1200の一回り小さい版です。

S1200ほどの余裕はないぶん、向きの工夫が効いてきます。エバニュー400FDは向きを変えればハンドルごと収まって蓋も閉まる、という記録が残っています。「入らない」と決める前に、90度回してみる価値がある器です。

第6位エバニュー Ti U.L. Pot 900(26点)

入る19点・注意あり7点・入らない1点。14メーカーぶん。内径135mm・高さ73mm・79.3g。内径を測れている器のなかでは2番目に太い(1位は同社のULポット1300で148mm)。

太さで受け止めるタイプなので、他社の食器セットが丸ごと入ります。EPIgasのアルミ6点食器セットが大鍋から皿2枚まで底面までぴったり入り、付属の蓋も逆さにすれば閉まる。ここまで来ると、もう収納ケースです。

第7位TMR industries L.T.Cooker(25点)

入る20点・注意あり5点・入らない2点。13メーカーぶん。

こちらは「はまり込む」記録が多い。BLUENOTEstoveが裏の隙間にぴったり固定されて五徳がいらなくなる、SOTOのパワーガス105を逆さまにして押すと持ち上がるくらいはまる。狙って設計されている感じがします。

  • エバニュー BLUENOTEstove EBY637 … 裏の隙間にぴったり固定。五徳いらず
  • エバニュー Ti Mug pot 500 … 一番のジャストフィット。蓋も振って落ちない
  • noicoyamaico Futaplate … L.T.Cooker専用設計。表裏どちらも蓋になる

第8位エバニュー Ti Mug pot 500(25点)

入る15点・注意あり10点・入らない0点。18メーカーぶん。「入らない」がゼロなのは、この器とパーソナルクッカーSだけです。

注意ありが10点あるので、すっと入る器ではありません。ただし押し込めば必ず収まる、という記録の並び方をしています。外径は注ぎ口込みで105mm、ハンドルより下の胴体は92mm。重ねるときに効くのは胴体のほうなので、見た目より細い器だと思ってください。

第9位エバニュー Ti 570FD Cup(24点)

入る22点・注意あり2点・入らない3点。16メーカーぶん。内径112mm・高さ62mm・55.5g。

400FDと同じ考え方の器で、ひとまわり大きいぶん受け止める幅が広い。セリアのフタ付きボール深型12cmがジャストフィットして水が漏れないので、570FDをそのままタッパーにできます。これは実測から導ける話ではなく、実際に水を入れてみないと分からない記録です。

第10位ロスコ 戦闘飯盒2型 シルバー(22点)

入る19点・注意あり3点・入らない3点。10メーカーぶん。内側は168mm×94mmの細長い形で、丸い器とは受け止め方が違います。

細長いので、丸いカップは1つずつしか入りませんが、そのぶん「横に寝かせる」「向きを変える」が効きます。ダイソーのメスティンがぴったり収まり、ウィルドゥのフォールダーカップはビッグサイズまで入りました。折りたためるもの・平たいものと相性がよい器です。

別の見方その1:何メーカーぶんが入ったか

「たくさん入る」より「いろんなメーカーのものが入る」ほうが、持っているギアと合う確率は高くなります。その順に並べ直すとこうなります。

  • 19メーカー エバニュー Ti 400FD Cup
  • 18メーカー エバニュー Ti Mug pot 500
  • 16メーカー エバニュー Ti 570FD Cup
  • 16メーカー スノーピーク ソロセット 極チタン SCS-004TR
  • 15メーカー スノーピーク アルミパーソナルクッカーセットS
  • 14メーカー エバニュー Ti 250 cup NH
  • 14メーカー エバニュー Ti U.L. Pot 900
  • 14メーカー パーゴワークス トレイルポット S1200

件数では3位だった400FDが先頭に来ます。特定のブランドに偏らず、19社ぶんのギアを受け止めたということです。手持ちのギアがバラバラな人ほど、この見方のほうが当たります。

別の見方その2:素直に入る率

「注意あり」を除いて、条件なしでそのまま入った割合です。記録が15件以上ある器だけを対象にしました。

  • 83% パーゴワークス トレイルポット S1200(入る35/全42件)
  • 82% ジンダイジマウンテンワークス ヒルビリーポット 350(入る14/全17件)
  • 81% エバニュー Ti 570FD Cup(入る22/全27件)
  • 81% EPIgas シングルチタンマグ カバーセット 500(入る13/全16件)
  • 78% エバニュー Ti 400FD Cup(入る28/全36件)
  • 77% エバニュー Ti U.L. Deep pot 900(入る17/全22件)
  • 76% スノーピーク ソロセット極チタン SCS-004TR(入る26/全34件)
  • 76% スノーピーク アルミパーソナルクッカーセットS(入る26/全34件)

件数1位のS1200が、この見方でも1位です。押し込んだり取っ手を外したりせずに済む器を探しているなら、ここを見てください。

逆に、件数8位のTi Mug pot 500はこの表に出てきません。入る15/全25件で60%。件数と素直さは、別の話です。

逆に、いろんな器に入るギア トップ10

ここまでは「受け止める側」の話でした。反対に、どの器にも入る側のギアも数えてみます。

  • 35個の器に入る パール金属 クールズ アルミ製氷カップ2個組(外径90mm・高さ47mm・29g)
  • 35個 エバニュー Apex cup t0.2(外径90mm・高さ59mm・24.8g)
  • 34個 エバニュー Ti 250 cup NH(外径94mm・高さ44mm・24.5g)
  • 33個 ベルモント チタントレールカップ280(外径93mm・高さ54mm・52.6g)
  • 33個 パーゴワークス トレイルカップ300(高さ64mm・40.5g)
  • 33個 ウィルドゥ フォールダーカップ(高さ28mm・24.6g)
  • 31個 SEA TO SUMMIT X-カップ(外径93mm・高さ15mm・46g)
  • 28個 エバニュー Ti 400FD Cup(外径104mm・高さ61mm・48.5g)
  • 27個 エバニュー GubiGubi(外径81mm・高さ56mm・32.1g)
  • 25個 エバニュー マルチディッシュ(外径106mm・高さ6mm・14.2g)

上位は外径90mm前後・50g以下に集まりました。小さくて薄いものが強いという、当たり前の結論に見えます。ただ面白いのは、折りたためるもの(ウィルドゥ フォールダーカップ、X-カップ)が3つも入っていることです。畳めば厚みが消えるので、直径より高さで効いてきます。

エバニュー400FDが、受け止める側でも3位、入る側でも8位に出てきます。中間サイズは両方向でつぶしが利きます。

この記事について

すべて、僕が実際に買って手で重ねて確かめた記録です。カタログの寸法から計算した数字ではありません。

同じ組み合わせが複数の記事に出てくる場合は1件として数えています。数え方はサイトの表示件数と同じです。

KALUGIIは僕がやっているブランドですが、自社製品を上位に入れるための操作はしていません(結果として、この10点に自社製品は入っていません)。

元になった記録は各記事に載せています。1件ずつ見たい方は、記事のリンクからたどってください。

お手元で「これとこれが入った」「入らなかった」という組み合わせがあれば、公式LINEから教えてください。いただいたものから順に、僕が実際に買って確かめて、この記録に足しています。(全部にはお応えできませんが、必ず目は通しています)今このサイトに器として記録があるのは162点。まだ測れていないギアのほうが、ずっと多い状態です。

すき間外側の内径内側の外径外側の内径 − 内側の外径 = すき間○ 入るすき間 2mm以上△ ギリギリすき間 0〜2mm× 入らないすき間 マイナス※ 数字だけでは決まりません。取っ手やフチが当たることがあります
すき間の引き算と、入る・入らないの境目

この記事は、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが書いています。

この中に、お持ちのものはありますか

同じ商品を2人が測ると、その数字は確定値になります。私の実測が1件目なので、あなたが2件目です。定規でも構いませんし、測れた項目だけで大丈夫です。

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この記事に出てくる組み合わせの、完全版

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この記事に無い組み合わせで「これ入りますか?」があれば、LINEで教えてください。 すべてにお応えすることはできませんが、いただいた中から順に重ねて確かめ、記事にしています。 同じことを知りたい人に、まとめて届くようにするためです。

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さかたKALUGII/カルギイ 代表・スタッキング研究者

キャンプ・登山ギアのスタッキング——カップやクッカーを1つずつ重ねて、すき間なくひとまとめに収める積み方——だけを専門に研究しています。 他社製品を233点集め、5,000パターン以上の組み合わせを 実際に手で重ねて確かめてきました。YouTubeチャンネル「スタッキング大学」では 検証動画を144本公開しています。

自身のブランドKALUGII(カルギイ)では、 軽量コンパクトなコーヒーギアを作っています。注ぎ口クリップの ドリクリップと、スタッキング U.L. コーヒードリッパー。 設計から製造の手配まで自分で行っています。

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