エバニュー チタン五徳3種、700ml・300〜600ml・200〜300mlで選び方が変わる
選ぶ基準は「何mlのお湯を沸かすか」です。700mlまでなら十字ゴトク、300〜600mlなら真ん中のタイプ、200〜300mlなら最軽量の3.6gタイプ。いちばん万能だったのは真ん中でした。3つとも実測しています。
もとになった動画
YouTubeの「スタッキング大学 by KALUGII/カルギイ」に2025年11月21日に投稿した
「【結局どれ?】エバニュー「チタン五徳 3種類」の耐荷重、アルスト対応、スタッキングを徹底比較検証しました。【キャンプ・登山道具・ULギア】」という動画のスタッキング検証にもとづいています。

この記事で検証した商品です。(検証日: 2025年11月21日)
まず動画で(36分)
各項目にある「本編の◯:◯◯から見る」を押すと、その場面から再生されます。
先に結論:沸かす量で選びます
- 十字ゴトク(16.4g) … 700mlくらいまで。鍋底の広いクッカーを使う人
- 真ん中のタイプ(12.9g) … 300〜600ml。いちばん万能
- 最軽量タイプ(3.6g) … 200〜300ml。軽さに全振りする人
個人的にいちばん万能だと感じたのは真ん中のタイプです。手持ちのカップのサイズが合うなら、これを選んでおけば大きく外しません。
3つの実測値
- 十字ゴトク … 縦96mm × 横28mm / 厚さ2.5mm / 16.4g(表示16g)
- 真ん中のタイプ … 縦81mm × 横40mm / 厚さ2mm / 12.9g(表示13g)
- 最軽量タイプ … 縦73mm × 横35mm / 厚さ2mm / 3.6g(表示3.5g)
表示と実測の差はどれも0.1〜0.4gで、個体差の範囲でした。厚さは製品に記載がなかったので測っています。
アルコールストーブに乗せたときの高さも測りました。十字ゴトクが56mm、最軽量タイプが63mm、真ん中のタイプが67mmです。
十字ゴトクだけ、使える相手が限られます
十字ゴトクは、アルコールストーブの縁にはまらないと使えません。つまり使える相手が選ばれます。
そのぶん、いちばん重くて肉厚なので、耐荷重も安定性もいちばん高そうです。接地面も広いので、大きいクッカーを乗せるならこれです。
逆に他の2つは、固形燃料でも使えます。下に受け皿(ファイアドラゴンなど)を置けば、固形燃料ストーブとして成立します。この汎用性の差は大きいです。
逆さまにする使い方
他の2つには、もう1つの使い方があります。逆さまにして固形燃料の皿を乗せる方法です。
普通に置くより高さが出るので、燃焼効率が上がります。ただし高すぎると逆に効率が落ちるので、そこは組み合わせ次第です。
もう1つの利点は、熱源と地面のあいだに距離ができることです。地面へのダメージを抑えられます。
弱点と、その直し方
このタイプには弱点があります。下の部分を持ち上げれば問題なく運べますが、上の部分をつまむと倒れます。
解決策があります。持ち上げる側の端だけを、家のコンロで炙って変色させておくのです。アルコールストーブの火では青っぽくしかなりませんが、家のコンロは火力が強いのでオレンジなどに色が変わります。これが目印になります。
ただしこの方法は、上の2つ(十字ゴトクと真ん中のタイプ)向けです。最軽量タイプは薄いので、加熱しすぎると変形する可能性があります。こちらは試していません。
どのカップに合うか
スタッキングの観点では、十字ゴトクは大きいぶん入らない場面が出てきます。ここが選ぶときの分かれ目です。
真ん中のタイプは300〜600mlのカップまで幅広く使えて、収納でも困りにくい。だから「万能」と書きました。
snow peakのチタンシングルマグ300には、真ん中のタイプがぴったり収まります。同じ高さのエバニューのカップだと、少しはみ出てしまいます。
シートゥーサミットのX-カップには、真ん中のタイプ・最軽量タイプのどちらもぴったり収まりました。Xマグも同様です。一方でフロンティアULカップには、どのタイプも収まりませんでした。
パーゴワークスのトレイルカップ300は、付属の豆カップに縦向きで収まります。カップ本体には平置きで入りますが、少し浮きます。
パーゴワークスのトレイルポットS900には、真ん中のタイプを横向きで入れようとするとギリギリ収まらず浮いてしまいます。最軽量タイプは問題なく収まります。S1200にはどちらも問題なく収まります。
結論(もう一度)
700mlを沸かす、あるいは鍋底の広いクッカーで調理するなら十字ゴトク。強度と安定性が必要な場面はこれです。
300〜600mlを幅広く使うなら真ん中のタイプ。固形燃料でも使えて、逆さ使いもできます。
200〜300mlで、とにかく軽くしたいなら3.6gの最軽量タイプ。ただし耐久性は高くないので、大きいカップは載せないでください。
この検証をしている理由
このサイトを書いているのは、僕(さかた)です。KALUGII/カルギイ でチタンギアを作りながら、スタッキングだけを専門に研究しています。僕もチタン五徳を作っていますが、他社のものも同じように測って、そのまま書きます。この記事には、動画から切り出した検証の場面を10か所そのまま載せています。
検証してほしい道具があれば、公式LINEから教えてください。リクエストの多かったものから、僕が買って検証して記事にしています。(全部にはお応えできませんが、必ず目は通しています)
この記事に出てくる道具 7点
写真はメーカー・販売ページのものです。押すと実測値のページへ行けます。
この記事で検証した商品です。
この記事は、日本一のスタッキング研究者である KALUGII/カルギイ 代表のさかたが書いています。
この中に、お持ちのものはありますか
同じ商品を2人が測ると、その数字は確定値になります。私の実測が1件目なので、あなたが2件目です。定規でも構いませんし、測れた項目だけで大丈夫です。
- EVERNEW チタン五徳(真ん中のサイズ)あと1件で確定:外径・重さ
- snow peak チタンシングルマグ 300あと1件で確定:外径・内径・高さ・重さ
- SEA TO SUMMIT X-カップあと1件で確定:外径・重さ
- EVERNEW チタン五徳(最軽量タイプ)あと1件で確定:外径・重さ
- SEA TO SUMMIT Xマグあと1件で確定:外径・重さ
- SEA TO SUMMIT フロンティアULカップあと1件で確定:外径・重さ
- EVERNEW チタン十字五徳あと1件で確定:外径・重さ
- PaaGoWORKS トレイルカップ300あと1件で確定:外径・内径・高さ・重さ
- PaaGoWORKS トレイルポット S900あと1件で確定:外径・高さ・重さ
- PaaGoWORKS トレイルポット S1200あと1件で確定:外径・内径・高さ・重さ
この記事に出てくるギアのうち、10点が実測を待っています。全部を見る
この記事に出てくる組み合わせの、完全版
KALUGIIチタンカップ300NH/400NHが「どのクッカーに入るか」を1枚にまとめた早見表PDFを、 公式LINEで無料配布しています。
この記事に無い組み合わせで「これ入りますか?」があれば、LINEで教えてください。 すべてにお応えすることはできませんが、いただいた中から順に重ねて確かめ、記事にしています。 同じことを知りたい人に、まとめて届くようにするためです。
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